平成26年の自動車税の改正では何がかわったのでしょうか
平成26年度に自動車税改正が行われました。自動車取得税、エコカー減税、自動車グリーン税制、軽自動車税と大きく分けて4つもの税制が変わりました。
ここでは平成26年度の自動車税改正の概要についてお伝えします。
自動車取得税と軽自動車税について
まず、平成26年度4月1日から自動車取得税の税率が下がっています。たとえば、自家用自動車はこれまでの税率である5%から3%になりました。
営業用自動車の場合ですと、3%だったものが2%に変わっています。さらに軽自動車の場合は、3%から2%へ変更になっています。
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次世代自動車などの場合は、今までと変わらず自動車取得税は100%免税です。
また、平成27年度3月末までの軽自動車税は7,200円ですが、平成27年度4月からは10,800円に引き上げられます。これは、3,600円の増税です。
さらに、車齢13年超の経年車であれば28年4月からは12,900円となり、およそ20%の課税率アップとなります。
これらの数字を見ますと、軽自動車税がかなり上がってしまうことがお分かりかと思います。
このことによって、現在の軽自動車の人気に多少なりとも影響が出てくる可能性があります。
エコカー減税と自動車グリーン税制について
エコカー減税を拡充していく自動車税改正も行われました。
自動車取得税と自動車重量税がその対象となり、自動車取得税の場合は平成27年3月31日までの間に新車を手に入れた場合に適用されることになります。
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自動車重量税の場合ですと、平成27年4月30日までの間に車検を受けたり、新車を登録した場合に適用になります。
次世代自動車とされるプラグインハイブリット車や電気自動車であれば自動車税も自動車重量税も全額免除となります。
また、ハイブリット車やガソリン車の場合あれば、燃費基準の達成率が高いクルマほど税金が安くなることになります。
また、自動車グリーン税制の減税は、平成28年3月末頃まで延長されることが決まっています。
次世代自動車や低排出ガス車で平成32年度燃費基準達成車であれば、およそ75%減税となります。
中には約50%減税となるクルマや自動車税が廃止となるクルマもあります。
このように、平成26年度には自動車税の大きな改正が行われました。
特に、プラグインハイブリット車などの次世代自動車を購入することで、ほとんど車の税金がかからない仕組みになっています。
これからは、こういった税制改革の影響を受けて、地球環境にやさしいクルマがどんどん増えていくことになるでしょう。
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